平成25年度

保関沖事件殉職者 第85周忌追悼参拝式

824(土曜日)午前10時から1時間  境港市台場公園「海とくらしの史料館」内)
                     美保関沖事件殉職者慰霊塔顕彰護持会 会長岡空  
                     海軍クラブ美保錨会 会長 菊地英夫     共催
 (従来の協賛から共催に)


    来賓受付  境中の男子生徒 ボランティア

                    
式次第
0950
進行  松下薫事務局長、 邨田拓斗青年部部長(島大法文4回生)
0955
挨拶  慰霊塔顕彰護持会会長  岡空研二
1000
1.開式のことば 霊塔顕彰護持会副会長  渡辺秀隆
2
. 国旗掲揚 半旗  (国歌演奏)  (海軍クラブ美保錨会 福本鉄郎事務局長 山下光良会員)3. 殉職者に捧げる追悼演奏:「軍艦行進曲」、鎮魂歌「葦と蕨の7殉難の歌」
   (さかいみなとウインドアンサンブル楽団、松本幸永団長指

4新たな発見
   ・般若時で発見された「第一回追悼会の殉難者諸精霊位(位牌)」   小灘浩境港市史編纂室長説明                                                         ・美保湾に集結した連合艦隊の写真を含む絵葉書セット  根平雄一 郎前境港市教育長   
5. 黙祷 「海ゆかば」演奏
6 .追悼の言葉 慰霊塔顕彰護持会会長  岡空研二

7. 来賓追悼の言葉
     境港市 中村勝治市長
     海上自衛隊舞鶴地方総監 井上 力海将
 8. 追悼電報の披露  海軍クラブ美保錨会  佐々木憲四郎会員
10
40
 9. 献花   (背景演奏)
10. 国旗降下 (国歌演奏))  (海軍クラブ美保錨会 福本鉄郎事務局長 山下光良会員                               
1100
11 .閉式の言葉   海軍クラブ美保錨副会長 矢田二郎

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主催者追悼の言葉      
  私ども顕彰護持会と海軍クラブ美保錨会は、毎年八月に追悼参拝式を実施し、この悲惨な史実を風化させるこおのないよう、そしてこれを後世に広く伝承することを旨としております。
 次世代を担う青少年に対し、当時の国際情勢、我国の置かれていた状況などを伝え、国安泰のために殉じた英霊を追悼し、顕彰する意義を図るよう努めることをここに誓い、哀悼の誠を捧げます
。 
                                                       
平成二十五年八月二十四日     慰霊塔顕彰護持会 会長 岡空研二
                                                 

 来賓追悼の言葉
 追悼の辞(ことば)
 美保関沖事件殉職者追悼参拝式が、殉職者のご遺族並びにご来賓各位のご参列のもと挙行されるにあたり、殉職者の御霊に対し、謹んで哀悼にまことを捧げます。
 昭和二年八月二十四日、旧日本海軍の連合艦隊が、美保関沖の海上で、実戦さながらの夜間演習を実施していました。
 おりからの台風接近で、激しい雨と]逆巻く波の中、不幸にして巡洋艦「神通」が駆逐艦「蕨」に激突し、「蕨」は船体が切断され沈没。さらに、後続の巡洋艦「那珂」が駆逐艦「葦」の艦尾に衝突する大参事が起こり、百二十名の方々が尊い犠牲となられました。
 この大参事からすでに八十六年の歳月が経ったとはいへ、この悪夢おような事故は、今を生きる私たちにとても痛恨の極みであり、決して忘れてはならない史実であります。最愛の肉親を失われたfご遺族の方々の深い悲しみは想するに余りあるものがあります。
 我国は戦後一貫して、世界の恒久平和を願い、平和国家として、たゆみない歩みを続け、国際社会の中で重要な地位を築いてまいりました。
しかしながら、第二次世界大戦集結後、六十八年を経過してもなお、昨今の世界情勢は地域紛争やテロなど、暴力と報復の連鎖による悲劇が未だ繰り返されており、極めて残念な思いであります。
 私たちは、世界中の人々が、二十一世紀において、平和と繁栄を享受っできるよう願い、改めて戦争の悲さと平和の尊さを心に刻み、次の世代に語り継いでいくことを固く誓うものであります。 また、慰霊塔の存在を後世に伝える活動を続けておられる「美保関沖事件殉職者遺影塔」顕彰護持会」をはじめとする、関係者の皆様に深く敬意を表するとおもに、感謝申しあげます。
 むすびに、日本海の、海底深く眠る諸霊のご冥福をお祈りし、併せて、関係各位のご多幸を心から祈念し、追悼のことばと致します。
                                                            平成二十五年八月二十四日 境港市長 中村勝治
 
追悼の言葉                                                 
 本日ここに、海軍美保関沖事件殉職者追悼参拝式にあたり、海上自衛隊を代表し、謹んで哀悼の誠を捧げます。
  振り返れば、本事件が生起し昭和初期、日本は、第一次世界大戦後のパリ講和会議において国際連盟の常任理事国となり、当時の一等国に数えられるようになっておりました。しかしながら、日本国内においては、世界大戦後、の恐慌に陥り、さらに関東大震災の大打撃を受け、経済は危機的状態にありました。
 このような中、太平洋への勢力拡大を急いでいた米国は、日本を中国権益獲得を目指すライバルとして意識し、一貫して日本の対外進出を牽制し、国際世論を誘導して日本を孤立させ、しまいには日英同盟を破棄させました。そうして、米国の利益を優先させるべく、ワシントン会議を主導し、海軍軍縮という厳しい制約を日本に突きつけました。
  それに対抗し、連合艦隊は「訓練に制限なし」の掛け声の下、連日激しい
訓練を行っておりましたが八十六年前の本日、八月二十四日、徹夜の夜襲訓練中に、複数艦の多重衝突事故が発生し、不幸にも多くの将兵の皆様が、その職に殉ぜられました。
 平時とはいへ、当時、日本の将来に暗雲が立ち上がる中、我国の存続と繁栄を願いつつ、欧米f列強に隻数で劣る海軍力を、毎日の猛訓練により、これを克服すべく任務に邁進し、途半ばにいて壮烈な殉職を遂げられた皆様に、痛恨の念を禁じ得ず、改めて啓意を表する次第であります。
 翻って、現在の我国を巡る安全保障は厳しく、ミサイル発射や核開発など、国際社会に対し、依然として挑発的な行動を続けている国や、軍事力の急速な近代化を進め、海洋利益を求めて我国領海への継続的な侵入を繰り返す国が存在するなど、地域の懸念は一層深刻化しております。
 皆様の末裔とのいへる海上自衛隊は、この事件を決して忘れることなく、国民の負託に応えられるよう、引き続き海上防衛の任に全力を尽くしていく覚悟を、改めてお誓い申し上げます。
 本日ここに、御霊の安らかならんこおをお祈り申し上げますともに、国家国民に対するご加護を賜らんことを祈念して、追悼の言葉といたします。
                                                       平成二十五年八月二十四日     舞鶴地方総監 海将 井上 力          

追悼電報

 美保関沖事件殉職者追悼参拝式の挙行にあたり謹んで追悼の誠を捧げます。
  ご遺族の方々に心よりお悔み申し上げますとともに、我国の平和を守るという崇高な任務に志を抱き任務遂行中に殉職されました尊い百二十柱の御
霊のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます.
 美保関沖の事故という歴史上のj事実を回顧し、次世代に伝承すjることで二度とこのような悲惨な事故が起こらないことを念願し、未来の約平和を祈念いたしますとともに、本日ご参集の皆様方のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
                                            平成二十五年八月二十四日
   国土交通大臣政務官 衆議院議員 赤沢亮正

                                              
 平成二十五年度美保関沖事件殉職者第八十五周忌追悼参拝式の開催に当たり、関係各位のご尽力に深く敬意を表しますとともに、英霊の鎮魂とご遺族の皆様方のご健勝とご多幸を心からお祈りいたします。

                       平成二十五年八月二十四日      参議院議員 舞立昇治


   
  
 司会進行、邨田拓斗青年部部長(島大法文4回生)


  

   
        官公庁来賓

一般来賓
商工会議所 木村副会頭、 美保神社 横山宮司、 海とくらしの史料館 南家館長、 境港自衛隊父兄会 田中会長、 おさかなロード振興会、山田会長、 境港ライオンズクラブ 三本松第一副会長、 花町自治会代表 景山様を始め、多数のご招待者のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。 
特に、遠藤 量様、梅谷陽治様、木村亘様の境港市の名士の方々のご参列を感謝申しあげます。 当日、賛助会員の登録を賜り、有り難う御座いました。 
     

 

ボランティア参加の1中の生徒 (外村教諭引率)お世話になりました

    
  慰霊塔顕彰護持会 岡空会長
      
 海軍クラブ 美保錨会 菊地会長  

 
    
    境港市長代理  阿部福祉課長       海上自衛隊舞鶴地方総監代理 管理部長 西1等海佐
    

 
       境港市議会 松下議長 

   
  自衛隊鳥取地方協力本部 吉浦本部長             境港市教育委員会 遠藤委員長    
  
             

  
 鳥取県県議会 安田裕子県議     原正美氏(駆逐艦「栂」艦長原中佐のお身内)

 
   美保神社 横山宮司               境港商工会議所 木村副会頭

   
 境港市自衛隊父兄会 田中会長夫人   梅谷陽二治氏(大阪日本ポルトガル協会会員・水木しげる記念館初代館長) 

 
  海とくらしの資料館 南家館長 


 式の全体(動画)  (株)ネットマーケティングジャパン社長 井上良孝氏 撮影編集

    



開式の言葉ならびに国旗掲揚 殉職者に捧げる追悼演奏


新たな発見 黙祷 「海ゆかば」演奏


追悼の言葉 慰霊塔顕彰護持会会長  岡空研二 来賓追悼の言葉
境港市 中村勝治市長


来賓追悼の言葉
海上自衛隊舞鶴地方総監 井上力海
国旗降下ならびに閉式の言葉



     


  

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