ABL(機上搭載レーザー)

F-35に指向性エネルギー武器(レーザー)を装備 

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 対航空機および地上目標に対する機上搭載レーザーは既に実用の段階に入っているが、大気圏から超高速で落下する大陸間弾道弾を大出力レーザーで撃破するシステムの開発がここにクローズアップされてきた。

 1996年以来、ミサイル防衛機関(NDA)と空軍は各種のシステム構成部品、即ち、メガワット級のレーザー、光学装置、戦闘管理機器一式、改造型ボーイング747-400F航空機の開発とテストに努力を集中してきたが、来年の過程でこれら全ての構成部品を統合して最後に残った主要な挑戦、即ち、太平洋上で増速中の大陸間弾道弾を打ち落とすテストと対決しなければならない。このテストが完了すると、無人航空機の「プリデータ」や「グローバル・フォーク」の展開とは異なる重大局面におけるABLの使用の可能性を熟考することになる。
 このシステムは航空機それ自体を大陸間弾道弾を打ち落とすのに用いるのではなく、巨大なセンサーおよび戦闘管理ノードの役割に供するものである。このシステムの長期的な運用概念は米国本土内に基礎を置くが、24時間以内に展開できるようにする。この航空機は乗員を危険に晒さずにできるだけ戦域に近い空域で偵察任務の周回軌道を設定する。統合STARSおよびAWACS捜索用航空機と同じように、このABLは別の航空機により援護され保護される。
 ABLは改造したボーイング747-400F輸送機の周りに構築され、メガワット級の化学レーザーを照準する独特の機首取付け型ターレットを有する。

 このシステムにおけるもう一つの重用な事項はレーザーおよび航空機の運用に電力を与える化学物質により提示される厳しい環境に耐えられる製造材料の問題がある。ミサイルを撃墜する-電力化学酸素ヨウ素レーザ(COILが最も大きい注目を浴びているが、ミサイルを目標に定めるため用いる追尾用イルミネータ・レーザー(TILLおよびビーコン・イルミネーター・レーザー(BILL)はそれぞれ自体の成果を表わし、共に比較的-電力の固体デバイスである。三つの全てのABLの主要レーザー、即ち、COLLTILLおよびBILLは異なる波長で動作する。

 プログラムもまた改造型ボーイング747の初度飛行テスト・シリーズで検査を受け、地上に基礎を置く中間コース邀撃テスト(IFT-10)の一部としてカリフォルニア州のバンデンバーグ基地から発射した大陸間弾道弾を追尾した、この邀撃の企図は失敗したがABLに対しては成功した、それはABLが目標を追尾することができるからである。

 このシステムの代表的な運用取り決めの間、ABLは高度40.000フィートを比較的遅い速度で周回飛行する。乗員はリンク-16またはその他のデータ・リンクを介して情報を中継する外部のセンサーにより大陸間弾道弾(ICBM)の発射の警報を受ける。それで航空機の赤外線捜索および追尾センサーがミサイルを捕捉し、戦闘管理機能および能動距離測定センサーを用いてキューを出す。この情報に基づき、ターレットを操作し、高解像度のカメラを用いて目標をピックアップする。一度、ターレットが目標を捕らえるとTILLを用いてミサイルの精密な場所を識別し、その後、高-電力KOILに目標を割当て,高電力レーザーのバースト・エネルギーを放射する。

 この指向性エネルギー武器は相手側に対して出所不明確に射撃することができる特徴を有する。この射撃は大きな爆発を伴なわず、損害は極めて局所化され、どこから狙われたのか、そして何が起こったのかを知るのが困難なことである。照準対象は燃料タンク、エンジン等が考えられる。レーザーは熱効果を用いて目標の中に急速に穴を開ける。燃料タンクの場合には悲劇的な損傷を与え、エンジンに焦点を当てた場合、簡単にエンジン機能を不能にさせる。この指向性エネルギー装置は電子装置、特に、コンピュータに対する攻撃に最も有効で、高電力の衝撃波により部品を破損し、コンピュータ・メモリを消去させてしまう。
 この指向性エネルギー装置はF-35の場合、発電機を駆動するためエンジンからのシャフトで27.000shp以上を作り出すことができる。しかし、レーザー武器の発射およびリサイクル時間の率、特に、長射程における目標に対して熱冷却の必要性により制約される。即ち、長く続けて射撃することができない。問題は近リアル・タイムでの冷却に対する挑戦である。デューテイ・サイクルをどのように決定するかは未定であるが、一案として、少なくとも最初の4秒のバーストに続き、4秒の冷却、そしてもう一回の4秒のバースト、そして別の目標と交戦するため最終的に30秒の冷却が考えられる。このように、多重射撃のための急速なリサイクル時間を備えた指向性、自衛武器の開発は将来戦のための重要な着想と考えられる。
 ロッキード・マーチン社は2010年までにF-35用の「指向性エネルギー装置」のフル・スケールの開発プログラムを達成する予定である。固体レーザーの電池に代わる航空機エンジンからの駆動シャフトにより動力を与える変形型をAC-130「ガン・シップ」にも装備することが計画され、また無人飛翔体に対する適用も計画されている。
 現在、ロッキード・マーチン社はレイセオン社との合同プロジェクトで高エネルギー・レーザー・システムを設計中である。

                    完 

関連実用研究

 無人戦闘攻撃機(UCAVX-45は、ボーイング社ファントムワークスがアメリカ空軍向けに開発した概念実証用航空機。中止された国防高等研究計画局(DARPA)による統合無人戦闘航空システム計画(J-CUAS)の一部でもあった。実際に飛行したのはA型のみなのかな?ステルス重視の形状が印象的な機体で、A型とC型ではデザインがだいぶ違っている。
A型は六角形のボディに長方形の主翼が後方に向かって付いているデザイン。
派生型はA、B、C型の3種類。実際に飛行したのはA型のみなのか?
 ステルス重視の形状が印象的な機体ですが、A型とC型ではデザインがだいぶ違っているようです。
 A型は六角形のボディに長方形の主翼が後方に向かって付いてるデザイン。

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